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みなさんは、現在日本で購入できる投資信託が何本あるかご存知ですか?一般的な、公募契約型追加型株式投資信託だけでも、なんと、2241本(「投資信託協会」データ/2006年10月現在)もあるのです。この中から、自分に合った投資信託を選ぶのは至難の業。そこで今回は、「自分に合った投資信託の選び方」について考えてみましょう。
洋服選びと投信選び
「あなたは服を選ぶ時、なにを考えながら選びますか?」サイズや色は?季節や値段は?他の服との組み合わせは?・・・と、誰に言われることなく自然と、選ぶ際の基準に頭を巡らせていますね。実は、投資信託も同様です。何のために?どれくらいの期間?いくらの予算で?他に持っている資産は・・・など、投資信託を選ぶ際にも、自分なりの基準が必要なのです。
さて、ここで下記のグラフA、B、Cを見比べてみましょう。どのタイプの投資信託が、今の自分がイメージする投資信託に近いですか?
<Aタイプ>
<Bタイプ>
<Cタイプ>
一見、Bタイプがよさそうに見える方が多いのではないでしょうか?
ではここで、それぞれの仕組みをのぞいてみましょう。
Aは、日々決算型の追加型公社債投資信託。日本国内の市場金利並みの運用成果を目指す一方、毎日決算することで、その成果を投資家に還元しています。購入時の手数料もかかりませんし、いつでも引き出せますから、金利水準のいかんでは、預金とは別の運用先としても、使えるのではないでしょうか?
次にBは、どうでしょう。約3年間、右肩上がりに上昇していて、理想的な形になっていますね。投資信託を選ぶ際には、こうした過去の実績も、基準のひとつになるのです。
<Bタイプ>
Cは、基準価額が下がっていて魅力的ではない様に見えますが、Bタイプでも、同様な場面は何度か見られます。なぜこうした下落が起こっているのか、背景を知らないままでは、投資機会を見逃すこともありますので、しっかりと調べてみてください
どうですか?商品の仕組みを知ったり、考え方が変わると、グラフの見え方も変わって来ませんか?
☆投資信託を選ぶ際には、その商品の仕組みや種類などをしっかり吟味することが大切です。
リスクは怖い?
「投資信託にはリスクがあります」よく聞きますね。リスクと聞くととても怖いイメージがありますが、投資信託でいうリスクは、「価格変動」のこと。上記で見たとおり、投資信託の価額は、日々変わるものですから、投資信託にリスクがあるのは、当然のことなのです。期待する値上がり幅が大きければ大きいほど、値動きの幅も大きくなります。言い換えれば、リスクは、リターンの源泉なのです。
<損益 と リスク>
☆投資信託を選ぶ際には、どの程度の利益を得るために、どの程度の価額変動に耐えられるのか、とういことを事前に考えておくがとても重要になります。
お金の働かせ先は?
投資するということは、見方を変えると、自分に代わってお金に働いてもらうということ。ここでは、どのようにお金に働いてもらうか、ということを考えてみましょう。
前回見たとおり、投資信託の主な投資対象には、「債券」と「株」があります。
「債券」と「株」では、同じ働いてもらうにも、働かせ方が変わってきます。
●お金の働かせ先が「債券」の場合
債券とは、国や企業など、お金を必要とする主体が発行する借用証書で、債券に投資をするということは、債券発行主体(国や企業など)に資金を融資することを意味します。
投資家の主な収益としては、クーポン収入(所定の利子の受け取り)と、償還差損益(満期時の償還金の受け取り)があります。
●お金の働かせ先が「株」の場合
株式とは、企業(株式会社)が発行する出資証券で、株式に投資するということは、株主になることを意味します。
株式に投資した投資家の主な収益としては、配当金と、株価が値上がりしたときの売買益があげられます。その他、日本では特に、企業毎の株主優待を楽しみに購入される方も多いようです。
なお、それぞれの資産の「好ましい投資環境」は異なります。景気の循環が予測しにくいことを考えると、それぞれの資産にバランス良く投資を行うことも大切です。
<景気循環と「債券」「株式」の一般的な特性>
○については概ね、債券価格、株価に好影響を及ぼすと考えられるもの。 ×については概ね、債券価格、株価に悪影響を及ぼすと考えられるもの。 注)○、×についてはあくまでイメージであり、各資産の将来を予測するものではありません。 また変動要因は上記に限定されるものではありません。 |
☆投資信託を選ぶ際には、お金の働かせ先をイメージしましょう。
投資信託を選ぶプロセス
さて、最後に、第1回〜第3回までのおさらいとして、投資信託を選ぶ際の基準を整理してみましょう。
(1) 投資の目的を確認
第1回のライフデザインシートを参考に投資の目的を確認しましょう。
(2) 投資期間を設定
長く保有することによって、リスクの低減がはかれます。「時間」を味方につけましょう。
(3) リスクの許容度を確認
(4) リターンの水準を確認
ハイ・リスクでロー・リターンというものは存在しません。言い換えれば、リスクこそがリターンの源泉なのです。
(5) お金の働かせ方をイメージ
投資とは、自分に代わってお金に働いてもらうこと。まずは、どんな風に働いてもらうのか、イメージしてみましょう。
(6)具体的なファンドの検討
気になるファンドを選んで、まずは、次のポイントでファンドの比較検討してみましょう。
・投資対象はなにか
・享受する効用はなにか?
・保有することで被る変動要因は何か
・過去の実績はどうか
・コストはどのくらいかかるのか
・信託期間に制限はないか
・第三者の評価はどんなものか
まずは、上記のステップで比較検討してみましょう。自分なりの選び方の基準が見えてくるはずです。
第4回は、「投資信託を賢く活用するコツ」
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