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一年で最も寒い季節です。冷えは女性の大敵、腰・お腹や身体を冷やしていませんか?
さて、最近「子宮内膜症」や「子宮筋腫」を患う女性が増えています。
子宮の中には内腔という部屋があり、そこにホルモンの影響で表れる厚みが内膜です。これが毎月剥がれ落ちて子宮内腔はきれいになり、そして一ヶ月の間にまた内膜が厚くなると、再び剥がれて出ていくのが月経というシステムです。しかし、その内膜が子宮内腔の筋肉の内側や卵巣、腹膜などにできてしまう場合があり、これを「子宮内膜症」といいます。卵巣や子宮の筋肉にできた内膜は排出されることがありません。ですから、子宮内腔外の内膜は閉経まで厚くなってゆき、もし卵管が詰まってしまえば不妊の原因にもなります。このようなことから、子宮内膜症のことをベナインキャンサー(良性のガン)と呼ぶこともあります。
子宮内膜症の症状は強い月経痛、強い性交痛、月経時の下痢、突き上げるような痛みなどです。さらに症状が悪化すると内膜は全身の臓器や骨盤にも広がり、こうなると月経時以外にも触れるだけで痛みを感じて日常生活にも支障が出てきます。これらの自覚症状は月経困難、性交痛など徐々に出てきますが、単なる月経痛と間違えやすいので、年に1度は婦人科医の診察を受けましょう。
同じく子宮の病気で挙げられるのは「子宮筋腫」。これは、子宮の中に繊維性のゴルフボールの芯のようなこぶができる疾患です。子宮体部の外側にできる漿膜下筋腫、筋肉の中にできる筋層内筋腫、そして赤ちゃんが宿る内膜の方にできる粘膜下筋腫、その他、稀に子宮頚部にできるものもあります。粘膜下筋腫というのは僅か1センチの筋腫でも、非常に経血の量が増えることがあります。月経痛、月経困難、過多月経などに加え、急に経血が増えたときにはぜひ検診を受けましょう。初経から月経痛が強いという方の場合は除きますが、20代の後半からだんだん月経痛が強くなった・経血が増えた、という場合は子宮筋腫や子宮内膜症なども疑われます。最近は初経の年齢が早まったことから、若い方の子宮筋腫や子宮内膜症も少しずつ増えています。
閉経の年齢は50歳前後ですが、これは、戦前の女性の平均寿命が49歳であったことに由来しています。本来、動物としての人間は、生殖能力がなくなったところでその命を終えていました。しかし、人間の女性は閉経後も40年以上生きることができ、特に日本人は長寿で知られています。つまり、21世紀は新しい女性の時代なのです。寿命の拡大によって得られた、女性が活躍し、輝ける時間を、できるだけ有効に活用するためにも、女性特有の病気から身体を守るメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

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