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第3回 気になる? "女性に多い病気"
 日に日に日暮れが早くなって参りました。季節の変わり目、体調を崩したりしていませんか?この時期は、市町村などの健康診断が行われる機会の多いシーズンでもあります。積極的に利用して自分の身体について見直す機会にしたいですね。
 
 さて、みなさんはちょっとした身体の不調を感じたときに病院へ行く習慣がありますか?身体からのシグナルは早めに受け止め、不安はこまめに解消していきたいものです。女性の身体と心はライフステージの変化によって大きな影響を受け、その構造から「女性特有の病気」というものが多くあります。しかしそれ以外にも、男女共通して患う病気の中に「男性よりも女性が発症する確率が高い病気」があるのです。たとえば「頭痛」は、多くの女性が幅広い年代にわたって悩まされる症状ですが、女性患者が男性患者の2倍になります。さらに年代別に多い病気を挙げると、10代〜20代の若い女性には、ダイエットのブームなどから、「拒食症」などの「摂食障害」、20代〜30代の働く女性にはストレスによっておなかが張ったりする症状が見られる「過敏性腸症候群」、40〜50代の更年期に差し掛かる年代には、不安や喪失感から起こる不眠などの「睡眠障害」といった、「自律神経失調症」が増えてきます。60代以降の女性には「リュウマチ」や「膠原病」などが多く出ており、これらの自己免疫疾患は難病とされています。どれも男女問わず発症する病気ですが、「リュウマチ」は男性の3倍、「膠原病」は10倍、「摂食障害」では実に30〜40倍と、女性患者の占める割合が非常に多くなっています。
 このような病気を見つけるため、女性のみなさんにおすすめなのが、婦人科をかかりつけ医にする、ということです。婦人科といえば産科のイメージが強いかもしれませんが、現在では女性のための総合診療科といった意味を持ち、相談のみでも受け付けているところが多くあります。(※医院によっては、産科を専門に扱う多忙なところもあるので、WEBサイトを見たり、実際に受診するなどして雰囲気をつかんでくださいね)アメリカでは女性総合診療科としての認識が浸透していて、実に75%の女性が、身体に異常を感じたときにまず婦人科を受診しています。みなさんも自分に合った病院を見つけて上手に利用してくださいね。また、婦人科でなくとも、気になることがあればすぐに相談することのできる病院があることは、より自分らしく前向きな生活をするための強い味方となるはずです。
監修プロフィール
医学博士 赤松達也
日本女性心身医学会・理事。日本産婦人科医会・幹事。
昭和大学大学院医学研究科修了後、国立精神神経センター、昭和大学病院産婦人科病
棟医長、外来医長、昭和大学産婦人科専任講師、医局長を歴任。
現在、赤松レディスクリニック院長:http://www.akamatsu-clinic.com
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