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恋愛促進剤や、結婚促進剤がないのに、出産だけに陣痛促進剤があるって、変じゃないですか?
「初産当時の出産情報って、病理情報とか、商業情報ばかりで、人生の一大イベント『出産』を通じて、女性がどのように成長していけるのか、パートナーシップをどうやって次のステージへもって行けばいいのか、といった生活感覚の情報が皆無だったんです。だから、私は、『出産』という『アート』を楽しくするための絵の具を女性たちに渡していこうと思ったんです」美術系学校出身の大葉さんにとって、200万年続いても変わらぬボディシステムである「出産」は、なによりも魅力的な「アート」だったよう。「最近のお産は、『病気』として捉えられがちなんですけど、人間の体って、ちゃんと産む日に、天然麻酔ホルモンも出て、ベストなホルモンバランスになるんです。今では陣痛促進剤を使うお産が一般的ですが、考えてみてください。恋愛促進剤や、結婚促進剤がないのに、出産だけに陣痛促進剤があるって、変じゃないですか?お付き合いが3ヶ月を超えたら、必ずプロポーズしろとはいかないでしょ(笑)。陣痛の波は、満ち潮の時に多くなるし、ご臨終は引き潮が多いんですよ。誕生には、人智を超えたベストバランスがあるんです。」
子供が生まれる日に、父親が仕事をしているなんて、日本人くらいですよ!
人の子育てをしてきた大葉さんは、出産だけではなく、育児のプロでもある。「私の母も仕事をしながら子育てしていたから、仕事を続けることに抵抗感はなかったんです。ただ、首も据わっていない子を置いて働きに出なくてはならなかったり、今の制度というか、時間割は、男性モードなので、それには違和感があります。子供が生まれる日に、父親が仕事をしているなんて、日本人くらいですよ!仕事をすることはすばらしいことだけど、大切なことを置き去りにしてきた30年のゆがみが、今、ニートやいじめを引き起こしていると思うんです。まさにそのヒントをもらっているわけだから、最小限の傷で修正しないと。方法はシンプルです。自分がされてよかったことは繰り返す。されていやだったことはここでとめる」冷静な言葉の中にも、思いの熱さがジンジンと伝わってくる。「カラダって命の乗り物、人生の乗り物なんですね。私は生まれたてで亡くなる人もたくさん見てきているから強く思うんです。生まれてきて大人になっているだけで、愛された証だと。全ての人が一人でトイレに行けるのは3歳くらいからで、1000日は、オムツを替えてくれた人がいたんです。ウンチがふけるのは4歳から。だって手が届かないんだから(笑)。ひとりで生まれてひとりで育った気になっている人がいるけど、全ての人は愛されたから大人になった。愛されたから今があるんだよ!って。だから、子供たちには、『使命感』を持ちなさいって言うんです。『使命感』って、命を使うって書くでしょ。今回の人生は一度だから、何で人に喜ばれるかを考えるといいよって。」
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